KQ Tixie マニュアル

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KQ Tixie マニュアル

FAQ

音量が小さくなりました

KQ Tixieには、音量設定のパラメーターが複数ございます。以下の全てのパラメーターを確認してください。

  1. Master Volume
    “Layers”画面の、一番左上の「Vol」です。
  2. Layer Volume 1
    “Layers”画面の、”L1”, “L2”, … の「Vol」です。
  3. Foot Control
    “Layers”画面の、”L1”, “L2”, … の「Ctrl (F)」です。
  4. Play Volume
    “Play”画面の、「Volume」です。
  5. Layer Volume 2
    “Edit”画面の、「Volume」です。
    “Layers”画面の、”L1”, “L2”, … の一番右の「…」を押して出る画面の、2つあるうちの下側の「Vol」です。ただし、バージョン1.1から1.1.5では不具合があり、これは機能していません。

音色をインポートしたいです。

Settings画面の、「Import Patches」あるいは「Import Performances」から音色をインポートできます。

MIDIで受信したバルクデータをインポートしたい場合、この画面に受信した音色の数が表示されるので、「Import from Received」を押下して保存先を選べば、インポートができます。ただし、バージョン1.1.5以下のバージョンには、パフォーマンスデータをインポートしようとするとパッチが上書きされてしまう、という不具合がありますので、バージョン1.1.5以下ではパフォーマンスデータのMIDI経由でのインポートは行わないでください。ファイルでのインポートは正常です。

SYXファイルやMIDファイルからインポートしたい場合、「Import Files」あるいは「Import Folder」を押下してください。まず保存先を選択し、その後インポートしたいファイルやフォルダを選択、右上のチェックマークを押下すればインポートができます。

音色のインポートに失敗します

インポートしようとしている音色が、本当に読み込み対応機種向けのものか、ご確認ください。読み込み対応機種は、以下の通りです。DX7やReface DX、Montageのものは読み込むことができません。

  • Yamaha FB-01
  • Yamaha DX21, DX27, DX100, V2, V50, TX81Z, WT11
  • Yamaha EOS YS200, YS100, B200, DS55, TQ5
  • KORG DS-8, 707

エンジンについて

KQ Tixieでは、エンジンを切り替えることで様々なシンセをシミュレーションします。

Mode

  • DX
    DX21などのDXシリーズと同じパラメーターを採用します。
  • FB01
    FB-01と同じパラメーターを採用します。
  • Raw
    内部で計算した値を、ほぼそのまま指定できるモードです。
    Rawでは、パラメーターテーブルをDX,FB,DS8の3つから選択することができます。

Func

それぞれのDXシリーズで使えない機能を制限します。

HD, Rapid Attack

HDは、KQ Tixie独自の24bit FMエンジンです。Rapid AttackはチップOPZの挙動に近くなります。

Machine Preset

シンセ製品を選択することで、適切な設定を読み込むことができます。

  • DX21
  • DX100
  • TX81Z
  • DX11
  • TQ5
  • WT11
  • V50
  • FB-01
  • DS-8
  • Full

Chip Frequency

チップの動作周波数を指定します。

  • 3.2MHz
    EOSシリーズ以降(YS200, YS100, TQ5, B200, DS55, WT11, V50)で採用されています。
  • 3.58MHz
    DXシリーズ(DX21, DX27, DX100, TX81Z, V2(DX11))で採用されています。
  • 4.0MHz
    FB-01で採用されています。

マスターコントロール

以下のパラメーターがあります。

Vol

音量です。

Pan

左右のパンです。

Key

マスタートランスポーズです。音程を半音単位でずらすことができます。

Br LFO

WT11に存在する、ブレスLFOのモードを指定します。

  • Brt
    通常のモードです。ブレスLFOが有効になり、ピッチベンドもそのまま効果があります。
  • PB
    ピッチベンドを中央値から上げた場合に、ブレスLFOが有効になります。ピッチベンドメッセージによる音程変化は行われません。
  • Off
    ブレスLFOは無効となります。ピッチベンドはそのまま効果があります。

Effect

エフェクトを有効にします。レイヤーのEffectを有効にする必要があります。

Type

エフェクトのタイプを選択します。

  • Thru
  • Reverb Hall
  • Reverb Room
  • Reverb Plate
  • Delay
  • Delay L/R
  • Stereo Echo
  • Dist. + Reverb
  • Dist. + Echo
  • Gate Rev.
  • Reverse Gate
  • Early Ref.
  • Tone Control 1
  • Delay & Reverb
  • Delay L/R & Rev.
  • Dist. & Delay
  • Church
  • Club
  • Stage
  • Bath Room
  • Metal
  • Tunnel
  • Doubler 1
  • Doubler 2
  • Feedback Gate
  • Feedback Reverse
  • Feedback E/R
  • Delay & Tone 1
  • Dly L/R & Tone 1
  • Tone Control 2
  • Delay & Tone 2
  • Dly L/R & Tone 2
  • Distortion

Ef.Bal.

エフェクト音とエフェクトをかけない音の割合です。

Ef.Lev

エフェクト音の音量です。

Param 1, Param 2, Param 3

エフェクトのタイプによって様々なパラメーターを指定します。

Chorus

コーラス・ディレイエフェクトを有効にします。レイヤーでChorusを有効にする必要があります。

Type

コーラス・ディレイエフェクトのプリセットです。

  • Chorus 1
  • Chorus 2
  • Chorus 3
  • Chorus 4
  • Flanger
  • Doubler
  • Shrt Dly
  • long Dly

Ch.Lev

コーラス・ディレイエフェクトの音量です。

Delay

ディレイの遅延量です。

Rate

LFOモジュレーションの速さです。

Depth

LFOモジュレーションの深さです。

Feedbk

ディレイのフィードバック量です。負の値の指定もできます。


レイヤー

KQ Tixieでは、最大8つのレイヤーを重ねることができます。
それぞれのレイヤーでは、以下のパラメーターを指定できます。

音色

音色を読み込みます

LFO Sel

KQ Tixieには共通LFOが2つあり、そのどちらかを採用するか、あるいはピッチのみ独立したLFOを採用するか、またはLFOを無効にするか、選択します。
1 か 2 を選択した場合、レイヤーの中で最も若い番号のレイヤーの設定が採用されます。

Engine

エンジンを選択します。

Vol

音量です。

Pan

左右のパンです。

Poly

最大同時発音数です。

Chorus

コーラス・ディレイエフェクトを有効にします。Global設定でChorusを有効にする必要があります。

Effect

エフェクトを有効にします。Global設定でEffectを有効にする必要があります。

Ctrl(M), Ctrl(B), Ctrl(A), Ctrl(F)

コントローラーです。別項を参照してください。

Vol

補助的な音量です。

Pan

補助的なパンです。

Unison

音を重ねて重厚にします。

Width

Unisonを使う際の音程のずれの量です。

Ch

MIDIチャンネルです。

Key.L, Key.H

この範囲の鍵盤のキーに反応します。

Trns

トランスポーズです。半音単位で音程がシフトします。

Fine T

ファインチューニングです。64で半音です。

Detune

微細に音程をずらします。単純な音程変化ではありません。


Edit画面

エンジンにより、3種類の画面があります。設定で「Use Single Mode for Edit」が有効になっている場合、シングルモードになります。

シングルモードでは、一部のLayer設定は無視されます。シングルモードに入ったままPlay画面に移行することも可能です。

DX モード

各パラメーターは、ヤマハの4OP DXシリーズに準拠しています。詳しくはインターネット等で調査してください。

FB-01 モード

各パラメーターは、ヤマハのFB-01に準拠しています。詳しくはインターネット等で調査してください。

Raw モード

各パラメーターは、開発者が調査して判明した内部パラメーターの値です。
名前から機能を類推してください。


コントローラー

KQ Tixieでは、リアルタイムに音色を変えるためのコントローラーが7つあります。
音色ごとに設定できる4つのコントローラーと、音色の明るさを変えるTimbre、OP1とOP2のEGの速さを変えるEG1、OP3とOP4の速さを変えるEG2です。

  • Ctrl 1 MW
    DXシリーズの場合における、モジュレーションホイールです。
  • Ctrl 2 BC
    DXシリーズの場合における、ブレスコントローラーです。
  • Ctrl 3 AT
    DXシリーズの場合における、アフタータッチです。
  • Ctrl 4 FT
    DXシリーズの場合における、フットコントローラーです。

これら4つのコントローラーは、音色がRawモードの場合、以下のパラメーターに割り当てができます。
なお、Rawモード以外の場合、全ての項目は設定できません。
音色のEdit画面で「Ctrl/Prefs」をタップすると、設定画面に入れます。

  • LFO Pit
    LFOによるピッチモジュレーションの深さです。
    P M Sens の値に影響を受けます。P M Sens が0の時は効果がありません。
  • LFO Amp
    LFOによるアンプモジュレーションの深さです。キャリアーオペレーターでは音量、モジュレーターオペレーターでは音色が変化します。
    A M Sens および Amp Mod Enable の影響を受けます。A M Sens が0や、Amp Mod Enable がオフの場合、効果がありません。
  • LFO Freq
    LFOの速さが変化します。
  • Pit Bias
    音程が変化します。
  • Amp Bias
    オペレーターのアンプレベルが変化します。EG Bias S の値に影響を受けます。EG Bias S が0の時は効果がありません。
  • Volume
    音量が変化します。

MIDIによるコントロール

受信モードを4つのモードから選択できます。

  • 1 Ch
    指定したチャンネルのメッセージのみを受信します。レイヤーごとに指定したチャンネルは無視されます。
  • Omni
    全てのチャンネルのメッセージを受信します。レイヤーごとに指定したチャンネルは無視されます。
  • Multi
    レイヤーごとに指定したチャンネルのメッセージを受信します。
  • MPE
    MPEに準拠したメッセージを受信します。レイヤーごとに指定したチャンネルは無視されます。

MIDI Mapping

Settings > MIDI Mapping を選択すると、MIDI マッピング画面に遷移します。

Filter

無視するMIDIメッセージを選択します。この設定に関わらず、後述のExtra MIDI Mappingで指定されたメッセージは受信します。

  • Notes
  • Ctrl 1 MW
  • Ctrl 2 BC
  • Ctrl 3 AT
  • Ctrl 5 FC
  • Pitchbend
  • Program Change
  • RPN
  • Volume
  • Pan
  • Sustain Pedal
  • Portamento
  • Timbre Control
  • EG1 Control
  • EG2 Control

Parameters

受信するMIDI CC番号を指定します。None, CC#0 – CC#95, ATが指定可能です。
ここで指定したメッセージを受信した場合に、対応するパラメーターが変化します。

  • Ctrl 1 Mod
  • Ctrl 2 Brt
  • Ctrl 3 Aft
  • Ctrl 4 Foot
  • Volume
  • EG1
  • EG2

MIDI Mapping

追加のMIDIマッピングです。

Program Mapping

プログラムチェンジのマッピングです。


Extra MIDI Mapping

最初はSize: 0、つまり空の状態です。
「+」ボタンを押すことで追加できます。
右上のEditから「-」「Delete」を押すことで削除できます。

Parameter

対象のパラメーターを指定します。

Source

受信するMIDIメッセージの種類を指定します。

  • None
  • Control Change
  • Aftertouch
  • Pitchbend
  • Program Change
  • NRPN
  • Note On
  • Note Off

種類によって、さらにチャンネルや番号などを指定します。

Source Minimum, Maximum

入力値の範囲を指定します。

Dest. Minimum, Maximum

対象となるパラメーターの値の範囲を指定します。Source Minimumに対応する値がDest. Minimumです。
Dest. MaximumをMinimumより小さくすることもできます。


Program Mapping

デフォルトでは全て「None」です。

Set the current patch

現在のレイヤーの音色を割り当てます。

Set the current perf.

現在のパフォーマンスを割り当てます。

Import Patches/Performances from Set

保存された音色セット/パフォーマンスセットからリストを更新します。


音色管理について

KQ Tixieでは、独自ライブラリにPatch / Performance(以下、音色と言います)を保存します。それぞれの音色は複数のタグをつけることができ、整理するのに便利です。設定からiCloudを有効にすると、音色はiCloud経由で各デバイスと同期します。ただし、ユーザーが直接ライブラリのファイルを編集することはできません。

ライブラリは、階層構造を採用しており、フォルダの下にフォルダを作成可能です。

ユーザーが保存した音色は、「File」というフォルダの下に入ります。「File」から削除された音色はライブラリから削除されます。

タグは、「/」で区切ることで階層構造になります。また、入力時に「,」で区切れば、複数同時に指定可能です。

Saveボタン

Patch / Performance を保存します。Layers / Edit画面の下部にあります。

Name

名前を指定してください。

Tags

整理するのに便利なタグをつけることができます。「,」で区切って複数つけることもできます。

Folder

保存するフォルダーを選択してください。

音色管理画面

KQ Tixieでは、PatchとPerformanceを管理することができます。これらの管理画面の操作は共通です。

Patches/Performancesペイン(右側)

5つのモードがあります。

Select

Patch/Performanceを選択するモードです。項目をタップするとその項目がKQ Tixieに読み込まれます。

項目を長押しすると、Copy, Rename, Edit Tagsという選択肢が現れます。

Edit, Overwrite, Appendの各モードに遷移可能です。

Edit

項目を書き換えたい場合に選択します。項目をタップすると、Copy, Move, Edit Tags, Rename, Deleteという選択肢が現れます。項目を長押ししてドラッグすると、並び替えができます。

項目の編集後は、「Done」をタップすると編集が反映されます。「Cancel」をタップすると、編集が破棄されます。

Multipleモードに遷移可能です。

Multiple

複数選択モードです。タップで項目を選択し、「Command」で操作を選択します。

Commandの操作には、Select All, Copy, Move, Delete, Add Tags, Remove Tagsがあります。

Add Tags

選択した項目全てに指定したタグを追加します。

Remove Tags

選択した項目全てから指定したタグを削除します。

Append

追加モードです。項目群に、現在KQ Tixieで読み込まれている音色を追加します。項目をドラッグして並び替えることもできます。「Done」をタップすると操作が反映されます。

Overwrite

上書きモードです。選択した項目を現在KQ Tixieで読み込まれている音色で上書きします。「Done」をタップすると操作が反映されます。

Folderペイン(左側)

フォルダを選択します。フォルダには次の4種類があります。

  • Preset
    あらかじめ用意されたPatch/Performanceが入っています。
  • Hardware
    インポート時に認識されたハードウェアのPatchが自動的に入ります。
  • File
    ユーザーが保存したPatch/Performanceが入ります。
  • Tag
    ユーザーがそれぞれのPatch/Performanceにつけたタグです。

フォルダを長押しすることで、以下の操作が行えます。

Rename

名前を変えます。

Copy…

フォルダを他のフォルダ下にコピーします。

Move…

フォルダを他のフォルダ下に移動します。

Delete

フォルダを削除します。


Settings

Master Tune

全体のチューニングを指定します。標準は440Hzです。

Tuning Table

チューニングのテーブルを指定します。
標準では全て「Equal Temperamen」(平均律)ですが、編集することが可能です。

Middle A Label

中央のラの音のラベルを、「A3」「A4」「A5」から選べます。

Theme

アプリの色合いを変更できます。

UI Style

見た目を明るい背景(Light)か暗い背景(Dark)かを選べます。

Zoom Scale

画面の拡大率を指定できます。

Change App Icon

押すとアプリアイコンが現在のテーマと同じ色のアイコンになります。

Show Software Keyboard

ソフトウェアキーボードの表示/非表示を切り替えます。

Key Touch

ソフトウェアキーボードの画面を押す強さへの反応を指定します。

Synchronize Patches via iCloud

音色セットとパフォーマンスセットをiCloudを用いて同期します。
有効にする際に、iCloudからローカルにコピーするか、逆にローカルからiCloudにコピーするか、選択可能です。

Background Audio

アプリがバックグラウンド状態でも、サウンドを有効にします。

Prevent Sleep

デバイスが自動的にスリープ状態になるのを防ぎます。

Use Single Mode for Edit

有効にすると、Edit画面に移行する際にシングルモードになります。
シングルモードではレイヤー機能は無効になります。

MIDI Source

MIDI入力元を指定します。

MIDI Destination

MIDI出力先を指定します。
4OPのDXシリーズもしくはFB-01を所持している場合は、音色を実機に送信可能です。
MIDIインターフェースで接続し、こちらから設定してください。
なお、FB-01とTX81Zは、こちらから内蔵の音色のダンプリクエストを送ることが可能です。

Bluetooth MIDI

Bluetooth MIDIを接続したい場合に開きます。

Engine

HDは、KQ Tixie独自の24bit FMエンジンです。Rapid AttackはチップOPZの挙動に近くなります。

Chip Clock

チップのクロック周波数を指定します。機種によって、3種類あります。

  • 3.2MHz
    後期のDXシリーズで採用されています。
  • 3.58MHz
    前期のDXシリーズで採用されています。
  • 4.0MHz
    FB-01で採用されています。

Interpolation

サンプリングレートを変換する際の補完アルゴリズムを指定します。
0は補完を行わないので、品質が非常に悪いです。

Buffer Size

バッファーサイズを指定します。音がぶちぶちと途切れる場合は、大きくしてください。小さい方が遅延がありません。

Import Patches / Performances

音色/パフォーマンスのインポートができます。
ファイルから読み込む場合、オプションを指定後、「Import Files」を押してファイルを選択後、右上のチェックを押してください。
受信したSysExから読み込むこともできます。

対応ファイル:.syxファイル、.midファイル、.zipファイル、KQ Tixie形式

Keep Structureをオンにすると、フォルダ構造を保ってファイルを読み込みます。オフにすると、音色は名前順でソートされ、重複も削除されます。

Restore Patches and Performances

Exportで出力したバックアップを復元する際に選択します。

Export Patches/Performances

保存した音色セット・パフォーマンスセットを外部に出力します。出力されるファイルは、KQ Tixie独自形式です。

Save as AUv3 Default

現在の状態を、Audio Unitとして開くときのデフォルトとします。


Audio Unitについて

KQ Tixieには、2種類のAudio Unitがあります。全てのパラメーターを含む「ExParam」と、一部のパラメーターが省略された無印の2種類となっています。GarageBandにて検証したところ、全てのパラメーターを含むとGarageBandがフリーズしてしまう不具合があるため、GarageBandでは無印をご利用ください。