isfizz 簡易ガイド

isfizz 簡易ガイド

isfizzの簡易的な説明です。

ワンポイント

  • 音色表示ボックスを押すと、SFZファイル選択画面が現れます。
  • 音色表示ボックスの右にある下向きの印を押すと、ファイル関係のメニューが出てきます。
  • SFZファイルを指定した後、フォルダーを選択する必要があります。フォルダー選択画面を出さないようにするには、フォルダー選択ですべてのSFZファイルを含んだ上の階層のフォルダーを指定してください。
  • コントロール(メニューバーの3番目)を選択した状態では、コントロールボタンがパニックボタンに変わります。
    パニックボタンを押すと、現在発音中の音が止まります。

メニューの説明

  • Load file

    ファイル選択画面になります。音色表示ボックスを押した場合と同じです。

  • Edit file

    ファイル編集画面になります。SFZファイルはテキストファイルなので、編集をすることができます。

  • New file

    SFZファイルの例を作成します。保存する場所を指定してください。

  • Specify SFZ folder

    現在のSFZファイルを読み込む権限を得るため、そのSFZファイルより上の階層のフォルダーを指定します。音色を新たに読み込むことはありません。

  • Open SFZ folder

    フォルダーをiOS/iPadOS付属のFiles.appで開きます。

オプションの説明

Control

Key transpose

移調機能です。入力された音程をこの分だけずらします。

Engine

Max voices

同時発音数です。同時に発音できる最大のボイスの数です。

Preload size

サンプルを予め読み込んでおくフレームのサイズを指定します。
大きくすることで遅延読み込み時でも音が途切れずに発音できますが、よりメモリを占有します。

Oversampling

サンプリング周波数を内部で上げることで、高音質化を図ります。大きくすると負荷が増大します。

Sustain cancels release

Linuxsamplerの挙動を再現します。サステイン(CC#64)時にリリース状態にあるエンベロープをサステイン状態にします。

Rendering quality

Sample

サンプル再生の品質です。offlineは、オフラインレンダリング時の品質です。
Nearest, Linear, Polynomial, Sincの順で音質と負荷が上がります。

Oscillator

波形生成の品質です。offlineはオフラインレンダリング時の品質です。
Nearest, Linear, High, Dual-Highの順で音質と負荷が上がります。

Other

Theme

外観を指定します。LightとDark、Systemを指定できます。

Load image

“image”と”image_control”のオペコードを有効化します。これは、背景画像を変更するオペコードです。

Add reverb by adding opcodes

SFZ読み込み時に自動的にリバーブのオペコードを追加します。

Add expression control

Expressionコントロール(CC#11)を追加します。デフォルトはオンです。

Opcode blocklist

無視するオペコードを指定します。編集画面では、1行の一つ、オペコードを指定してください。

Control range

コントロールの範囲を、0.0 – 127.0、0.0 – 128.0、0.0 – 100.0 から選べます。
MIDI 1.0を使用する場合、0.0 – 127.0をおすすめします。
MIDI 2.0のHD値を使用する場合、0.0 – 128.0がおすすめです。

MIDI Channel

MIDIのチャンネルを指定します。Omniでは全てのチャンネルを受信します。

Use MIDI 2.0 HD values

MIDI 2.0のHD値を有効にします。MIDI 2.0に対応していないデバイスを使用する場合、オフを推奨です。

MIDI source

MIDI入力デバイスを指定します。Virtual MIDIを選ぶことができます。

Multi out display

マルチアウトの表示を有効化します。Audio Unitの再起動が必要です。

Bluetooth MIDI

Bluetooth MIDI設定画面を開きます。

Run in the background

アプリをバックグラウンド時も動作するようにします。

Prevent sleep

画面が暗くなるのを防ぎます。

Audio buffer size

音声を一度に処理するバッファーの大きさです。大きくすると安定しますが、より遅延します。

MIDI time offset

受信したMIDI信号をこの時間だけ遅らせます。ジッターが安定することが期待できます。

Horizontal screen (iPhone)

iPhoneで横画面固定となります。

Tuning

Scala file

音階の音程を記したScala形式(.scl)のファイルを指定します。

Root key

音階のルート音を指定します。

Frequency

ラ(A4)の周波数を指定します。

Stretch

ストレッチチューニングの強度を指定します。
ストレッチチューニングとは、1オクターブで周波数を2倍より大きくするチューニングで、より人間の耳に自然に聞こえる音程となります。

12音階(A – G#)

それぞれの音程の平均律からの差分を指定します。

Default

Save as AU default

現在の設定をAudio Unitのデフォルト値として保存します。